【2020年新学習指導要領対応】アルファベットの書き・読み学習、ワークシートのデザインについて

Bridge to English アルファベットの書き方ワークシートより

Bridge to Englishのワークシートの特徴

英語学習に適したユニバーサルデザイン(UD)フォントを採用

2020年の学習指導要領では学習用フォントにおいて、視読性の向上やデジタル教材への活用等のニーズを考慮したユニバーサルデザイン(UD)フォントが推奨されています。

※ユニバーサルデザイン(UD)フォントは、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)に配慮したデザインで、多くの人に読みやすい形状のフォントです。

すでに英語は平成23年度(2011年)より「外国語活動」として小学校5、6年生に導入されていましたが、平成24年度4月から文部科学省が配布していた小学校外国語活動用補助教材『Hi, friends!』(教科化の前なので教材と呼んでいますが、実際の教科書にあたります)では、ball&stick体フォントが採用されていました。ball&stick体フォントはその名が示すように、丸と棒の線で構成されていて記号的なフォントでした。

平成 29 年(2017)3 月に告示された新しい学習指導要領では、学習用のフォントは書きやすさ・読みやすさが重視されて、実際に英語圏で使用されているフォントにより近いフォントが推奨されるようになりました。学習指導要領移行期間中の平成30年(2018)、31年度(2019)に配布された、高学年用新教材『We Can!』で ball&stick体フォントが変更になりました。各教科書出版社も文部科学省の指針に準拠した新たなフォントを作成・採用し、検定教科書を制作しています。

このサイト「Bridge to English」でも(株)モリサワが新たに開発した、ユニバーサルデザイン(UD)フォントを採用しています。アルファベットは学習指導要領に準拠した「UDデジタル教科書体 欧文」書体をすべてのワークシートで使用しています。UDデジタル教科書体の名が示すように元々はデジタル教材向けに開発されたフォントですが、印刷物でも文字の形状が判別しやすく読みやすいフォントです。

モリサワの「UDデジタル教科書体 欧文」は、実際に文字を書くときの手の動きを重視、鏡文字と間違えにくい、少ない画数で書ける、といった工夫がされています。

(株)モリサワ 教育現場に適したUDフォント より引用

(株)モリサワ UDデジタル教科書体について
https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/

4線紙は文部科学省に準拠した5:9:5比率を採用

文部科学省の英語教材では、 ball&stick体フォント時代の1:1:1の等間隔の4線紙から、5:9:5比率の4線紙が採用されるようになりました。これは「読み」学習に対応したもので、読みでは大文字よりも小文字が表示頻度が高いため、より小文字を大きく見やすく表示するための設計基準です。

「Bridge to English」ではいち早く、新しい学習指導要領に準拠した5:9:5比率の4線紙を採用したワークシートを作成し無料公開しています。

「書き」学習のペンマンシップ(Penmanship :英習字、運筆、書写のこと)の部分ですが、文部科学省の英語教材では同じく5:9:5比率の4線紙が採用されています。ただし5:9:5比率だと、例えば大文字のB,E,F,Hの横線がミーンライン(mean line)罫線上にこないため、罫線をなぞって書くことができない問題がでてきます。その対策として教科書出版社によっては「書き」練習のために別途5:6:5比率のフォントおよび4線紙を導入するなどの対策をとっています。

しかし市販の4線紙ノートや英語教材、他のオンラインで無料ダウンロード可能なワークシート等はまだ1:1:1の等間隔の4線紙が大半です。教科書の表記や小学校での学習内容と違うと、子どもたちは混乱してしまうかもしれません。

「Bridge to English」の4線は文部科学省の教材に準拠した5:9:5比率に統一しています。4線のうち、上から第3線のベースラインを青色・太線、第2線のミーンラインを点線にしており、文字を書く位置が分かりやすいユニバーサルデザインです。ワークシートをモノクロで印刷した場合でも認識率の高い罫線になっています。

多種多様なワークシートを無料公開していますので、複数のワークシートに取り組み反復練習する中で、自然にアルファベットの書き方が身につきます。

無料公開している4線紙の罫線ノートは、幼児、小学校低学年、小学校高学年、中学生以降向けと、学習段階や手先の発達に応じて複数の罫線の高さのシートを用意しています。ニーズに応じて活用して下さい。

アルファベットの書き順は画数を少なく、実際の手の動きを重視

Bridge to Englishのワークシートでは、新学習指導要領に準拠した「UDデジタル教科書体 欧文」を使用、アルファベットの書き順も実際に書く際の手の動きを重視し、なるべく少ない接合点・画数での書き順を採用しています。

今までアルファベットの書き順の基準とされることの多かった平成24年度学習指導要領の補助教材『Hi, friends!』に掲載のball&stick体フォントを用いた書き方は、画数が多い、接合が多く揃えるのが難しい、ペン先が離れて動く距離が長いなどの問題がありました。ball&stick体というフォント名が示すように、文字の構成が丸や線を1画ごとに分割して考えられていたため、WやMは4画で書くことになっていたのです。(※上の図の左側のフォント)

文部科学省の制作した『Hi, friends!』用のワークシートの注釈には「アルファベットの文字の書き順は参考に示したもので、決まりはありません。あなたが書きやすいように書きましょう」と示されていました。参考指導案でも「書き方を参考にしながらも、児童が書きやすいように書かせましょう。」と書かれています。文部科学省の指針では書き順はあくまで参考です。

しかし、日本だと漢字の書き順やペン習字のような「正しく美しく書く」指導が定着していることもあるからか、英語学習においてもアルファベットの書き順や形にこだわり過ぎるきらいがあります。実際の教育現場においても、アルファベットの形状や書き順を厳しく指導・採点している教師がいるようです。

【参考】福井県で英語教室を開催している方が生徒の実体験から聞いた学校での指導内容
アルファベットブロック体書き方指導の現状

諸外国では書き方の細かい指導はあまり行われません。書いた文字の認識ができれば大丈夫とされ、書き方は自由に書いて構わないのです。

Bridge to Englishのワークシートでは書きやすさを意識、繋げて書く書き順を載せていますが、参考の書き順として、お子さんが書きやすいようにお書き下さい。

ペンマンシップのようなお手本の文字を写して書くワークは文字学習に役立ちますが、単調なドリルになりがちです。Bridge to Englishでは児童が楽しく文字を書きたくなるワークシート作りを目指しています。

4技能の「読む」「書く」の文字指導に向けて

2020年以前の小学校5、6年での英語および、2020年以降の3、4年生の「外国語活動」は、4技能の「聞く」「話す」を中心としたアクティビティを通して、『英語に慣れ親しむ』『外国語を用いたコミニュケーションの素地を作る』ことを目的とした学習です。いわゆるコミュニカティブアプローチ (Communicative Approach)で、コミュニケーション能力の育成を中心とした教授法が導入されています。

※コミュニカティブアプローチを用いた指導についてはこちらに詳しい解説があります。
アルク「英語の先生応援サイト」『CLTとは何か?』
https://teacher.alc.co.jp/kc/clt/

2020年からの新学習指導要領では5、6年生は正式な教科化に伴い、学習に4技能の「読む」「書く」も加わり、音声から文字への「読み書き指導」も始まりました。また習熟度を図り、評価(成績)を付けるためにも、テストが導入されるようになります。

音声中心の楽しむ外国語活動から、教科として音声から文字への学習に円滑な接続ができるかどうかが課題となるでしょう。

特に高学年の書き学習で懸念されるのは、アルファベットの書き順や単語習得のための単調な反復練習作業が行われ、アルファベットの字形を細かく指摘するような減点方式の日本の教育により、英語学習全般に対して苦手意識を植え付けてしまい、「つまずき」を与えてしまいかねないことです。

Bridge to Englishでは、現役の小学校外国語活動指導者および、幼児から小学生、中学生まで教える英語教室を主宰する講師の監修により、学習指導要領の指導案、教科書の単元、授業のユニットに則りつつ、幼児や小学生が楽しく学べるワークシートを順次作成、公開していきます。

アルファベットの書き方 ワークシート

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アルファベットの書き方 1階建て・2階建て・地下1階建て
categories:英習字・書き方

アルファベットを文字の高さに応じて、「1階建て」「2階建て」「地下1階建て」に分類して教えると、アルファベットの形を覚えやすいです。

アルファベットの書き方は、新しい学習指導要領に準じています。

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アルファベットの書き方 似ている小文字
categories:英習字・書き方

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アルファベットの書き方 似ている大文字
categories:英習字・書き方

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アルファベットの書き方 小文字
categories:英習字・書き方

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アルファベットの書き方 大文字
categories:英習字・書き方

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アルファベットの書き方
categories:英習字・書き方

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英文の書き方
categories:英習字・書き方

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